むし歯が大きい場合、むし歯を全て削ろうとすると、むし歯は神経まで及んでいて、
神経の治療をする可能性が高くなります。 一度神経を取った歯は、栄養分がなくなり、
脆く折れやすくなります。また、神経の治療後に、歯の根の中や根の先に細菌が増えたり、
炎症を起こし、膿が溜まってしまうことがあります。
つまり、いつまでも健康な歯を保つためには、
できるだけ歯を削ったり、神経を取ったりしない方が好ましい
当院では考えています。そこで、当院ではできるだけむし歯を削るのではなくて、
むし歯の中の病原菌を殺菌して、むし歯を治療する方法=3Mix-MP法
むし歯の状態により、行っています。

3Mix-MP法は新潟大学歯学部の星野悦郎教授や、仙台の宅重豊彦先生らが共同で研究・開発した、
新しいむし歯の治療方法です。

当院の院長は、正規の3Mix-MP法の実習セミナーを受講し、
3Mix-MP法
を研究する「LSTR療法学会」及び「CDRG友の会」に入会しています。

3Mix-MP法で用いる薬剤:3種類の抗菌剤と2種類の基剤
(1)抗菌剤
   ①メトロニダゾール (アスゾール)   :トリコモナス症に対して使用。
   ②ミノサイクリン   (ミノマイシン) :気管支炎・肺炎など多くの炎症に対して使用。
   ③シプロフロキサシン(シプロキサン)  :気管支炎・肺炎など多くの炎症に対して使用。
(2)基剤         
   ①マクロゴール(M)       :皮膚科などで使用される軟膏基剤。
   ②プロピレングリコール(P)  :食品や衛生製品などで使用される添加剤。

①麻酔をしなくてもよい。
②歯を削る量を少なくできる。
③痛みの無い治療を行うことができる。
④歯の神経(歯髄)を守ることができる。
⑤歯を健康に長持ちさせることができる。

3Mix-MP法は、歯の根の中の細菌も殺菌しますので、感染根管治療(歯の根の治療)にも、
  大変効果があります。

メトロニダゾール(アスゾール) ミノサイクリン(ミノマイシン) シプロフロキサシン(シプロキサン)
マクロゴール(M)
プロピレングリコール(P)
3Mix-MP
3種類の抗菌剤
規定の割合で混合して、
2種類の
基剤を加える。

①神経の近くまで達する
  大きなむし歯があります。
  このむし歯を全て削ろうとすると、
  神経にまで及ぶため、
  神経の治療を行う可能性が
  高いです。
  そこで、健康な歯をできるだけ削らず、
  神経を守るために、3Mix-MP法
  行います。
3Mix-MP・裏層用セメント・歯冠修復物
  置くために、必要最低限にむし歯を削り、
  
歯の形を整えます。
③むし歯の上を全て覆うように、
  3Mix-MPを貼付します。
  3Mix-MP抗菌力によって、
  むし歯の中の病原菌は全て
  殺菌されます
。よって、
  むし歯が進行することは無くなります。
3Mix-MPを外に漏らさないように
  十分注意して、その上から
  裏層用セメントを詰めます。
  最後に歯冠修復物
  合着して終了します。
  むし歯は再石灰化して、
  
再び健康な歯のように
  硬くなり、
治癒します

①下の奥歯に、深いむし歯があります。
  むし歯を全て削ろうとすると、
  神経(歯髄)にまで及んだり、
  後から冷たいものなどが
  しみやすくなります。
  そこで、神経(歯髄)を守り、
  症状が出ないようにするために、
  むし歯を全て削るのではなく、
  3Mix-MP法を適用します。
②むし歯を全て削らず、必要最低限に
  歯の形を整えます。
  そして、むし歯の上に3Mix-MP
  貼付します。
  3Mix-MPの抗菌力によって、
  むし歯の中の病原菌は
  全て殺菌され、無菌状態となり、
  むし歯は治癒します。
3Mix-MPの密封を図るため、
  上から慎重に、裏層用セメント
  (グラスアイオノマーセメント)

   流し込み、硬化させます。
   当院では、この状態で、1週間ほど
   様子をみることが多いです。
   この後、レジン(プラスチック)や
   金属・セラミックスなどで
   最終修復を行って、治療は
   終了です。

①3Mix-MP法を行う場合でも、特別な治療費は頂きません
②当院では、1回でむし歯の治療を終了させる方法は行っていません。
  咬み合わせの部分のみのむし歯の場合 :2回
  歯と歯の間にむし歯のある場合       :2~3回 かかります。
③患者さんに3Mix-MP法を説明して、希望された場合に限り、行います。
むし歯や歯の状態によっては、3Mix-MP法を行わない場合もあります。  
体調やアレルギーがある場合によっては、3Mix-MP法を行うことはできません。
⑥3Mix-MP法を行っても、激しい痛みなど、症状が出現した場合は、
  残念ながら、神経を取る治療が必要になります。
副作用や症状が出現した場合は、直ちにご連絡下さい。


3Mix-MP®は、登録商標です。
3Mix-MP™、3Mix-MP法™、3Mix-MP療法™、LSTR 3Mix-MP療法™、
はTM(商標)です。
3Mix-MP®、3Mix-MP™、3Mix-MP法™、3Mix-MP療法™、
LSTR 3Mix-MP療法™に関するPriority(プライオリティ=先取権)は
星野悦郎並びに宅重豊彦にあります。  
3Mix-MP法の公式ホームページ http://3mix-mp.com/


参考:CDRG
    「3Mix-MP法とLSTR療法」日本歯科評論社